養育費の不払い・未払いに朗報。2020年(令和2年)4月から給与や預金などの差し押さえが容易になる?改正民事執行法とは?. 前科となるので今までのように簡単に無視することはできなくなるのです。, 逃げることができなくなり、養育費も強制的に回収することができ、差し押さえもすることができるのです。, それでは、養育費についての民事執行法改正法について、養育費未払いの罰金はいくらか、強制的に回収したり、差し押さえすることができるのか?お伝えします!, こんなにひどい国は先進国で日本だけで、欧米などでは子どもの権利を第一と考えて大胆な取り組みが行われているのです。, 日本は今までこの問題には消極的な取り組みでしたが、例えばアメリカやイギリス、オーストラリアなどでは養育費を給与から天引きして強制的に聴取する仕組みとなっています。, アメリカでは養育費を払わない親がピザのデリバリーを頼んだら、宅配ピザの箱に「養育費を払いなさい」と顔写真付きの紙が貼られて届く場合まであるそうです。, フランスやスウェーデンなどでは親が養育費の支払いをしない場合には国が立て替える制度まであるのです。 1項 債権は、次に掲げる場合には、時効によって消滅する。 養育費不払いの時効. 2項 債権又は所有権以外の財産権は、権利を行使することができる時から二十年間行使しないときは、時効によって消滅する。 ブラックフライデーとはそもそもアメリカのイベントとして行われていたものです。 民事執行法の改正によって、離婚相手が養育費を支払わない場合、裁判所を通して相手の財産情報を得ることができるように変わります。養育費の不払いに悩む方にとっては朗報ですが、このような制度を利用するにあたって、予め、然るべきタイミングで養育費の取り決めを公正証書など行っておくことが大切です。, 離婚の際、離婚の成立をいそぐあまり、養育費の取り決めがしっかりとなされないまま、離婚してしまうケースも少なくありません。しかし、養育費の取り決めをしておかなければ、不払いがあってもその後の対応が大変困難となります。, なお、相手と話し合える状況ではない場合、弁護士に相談するのも得策です。弁護士なら、あなたの代理人として相手と交渉することが可能なので、直接の関わりをもたずに養育費の取り決めを確実に行うことができます。, もし不払いがあった場合、泣き寝入りせず、一度弁護士へ相談することをおすすめします。当事務所では、養育費のことを含む離婚問題や、養育費の不払い問題の解決に向けて対応していますので、ぜひお気軽にご相談ください。, 実際に養育費を滞りなく受け取ることのできている親は全体の25%程度にすぎず、4世帯に3世帯が受け取ることができていない, 2項 債権又は所有権以外の財産権は、権利を行使することができる時から二十年間行使しないときは、時効によって消滅する。, 3項 前二項の規定は、始期付権利又は停止条件付権利の目的物を占有する第三者のために、その占有の開始の時から取得時効が進行することを妨げない。ただし、権利者は、その時効を更新するため、いつでも占有者の承認を求めることができる。, 1項 確定判決又は確定判決と同一の効力を有するものによって確定した権利については、十年より短い時効期間の定めがあるものであっても、その時効期間は、十年とする。. 養育費が未払いとなった場合、これまでは強制執行をしても相手の財産を差し押さえできないケースが多くありました。令和2年4月に民事執行法が改正され、養育費の強制執行がしやすくなります。この記事では、新制度の内容や養育費の強制執行の必要書類、手続き方法を解説しています。 それでは養育費の不払いは何年で時効となるか、以下、ケースに分けて解説します。, この場合、養育費の支払義務は消滅時効にはかかりません。具体的な権利義務が発生していないからです。この場合、まずは相手と養育費の支払額・支払方法について協議することから始めるべきです。, 但し、養育費の支払義務は原則として「請求をした時」から発生します。そのため、離婚した後に何年も経過してから、いきなり何年分も遡って養育費を請求しても、それは認められません。ですから、基本的には、離婚協議の際に、その他の離婚条件を併せて請求意思を明らかにし、離婚条件の中に養育費に関する取り決めを具体的に盛り込んでおくべきです。, ※1 第166条(債権等の消滅時効)改正後 Copyright © 2019 離婚事例・判例ラボ All Rights Reserved. 2012年に日本上陸一号店として表参道にオープンした表参道店をはじめアメリカンイーグル国内全33店が、年内で閉店することになりました。 養育費の月々の支払い金額や支払い方法など取り決めた内容を文章などでしっかりと記録しておくことですが、厚生労働省のデータによると、養育費の取り決めをしたなかで、文書なしで取り決めを行なったケースの率は26.3%となっておりました。, 離婚の際に子どもの養育費の取り決めをしていたとしても、相手の経済状況の変化など、諸事情により養育費の支払いがされなくなることもあります。, ※養育費の不払い・未払いについてはこちらの記事でも解説しております。https://www.xn--zdkza5c239oubbba867bmuuxq2k.com/rikon_money/271/, もしも養育費の支払いが滞った際に、子どもの親である離婚相手と支払いに関して話し合うことができる関係であれば、再度養育費の支払いを請求することができる可能性も高いと思います。しかし、離婚後は関係が疎遠になることが多く、音信不通になってしまうケースも少なくありません。, もしも、相手方が取り決めた養育費の支払いを拒否した際など、養育費の不払い・未払いを解消するためには、相手の財産への強制執行を検討することになります。, これまでは、預貯金や給与を差し押さえを行い、強制執行を行うためには、勤務先や預貯金口座の金融機関の支店名を特定する必要がありました。離婚相手との関係が、強制執行をしなくてはならない状況になってしまった状況では、相手の勤務先や銀行口座を有する金融機関の支店名を把握することは困難であると思います。なぜなら、この仕組みを逆手にとり、養育費を支払わないために相手側が転職などで勤務先を変更したり、預金口座を変更してしまう問題もあったからです。, このような問題点を解消するためにも、2020年(令和2年)4月1日に施行される改正民事執行法では債務者の財産を開示する制度が変更されています。今回は、法改正により養育費の不払い・未払い問題に対してどのような変化があるかを解説していきます。, 2020年(令和2年)4月1日から施行される民事執行法の改正で、養育費の不払い・未払い問題に大きく影響する部分は大きく分けて2点です。, 養育費の支払い要項を取り決めた公正証書があれば、開示手続きを請求できるように見直されました。つまり離婚時に養育費の取り決めを行う公正証書の作成が2020年(令和2年)4月以降は、より重要になりますので、読者の皆様はこちらのポイントは押さえておく必要があります。, ※過去の記事でも記載してますが、厚生労働省のデータによると、養育費の取り決めをしたなかで、文書なしで取り決めを行なったケースの率は26.3%となっておりました。, また、罰則も見直されています。養育費を請求する側が裁判所に申し立てることによって実施される「財産開示手続」に正当な理由なく出頭しない、嘘の回答をした場合は6か月以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられることになります。, これまでは、債務者が適切に応じない場合の罰則が30万円以下の過料(※過料とは行政罰の一種で、刑事罰ではなく、罰せられても前科はつかないため、罰金を支払うだけで済んでしまうのが実情。)と軽かったため、「財産開示手続」は有効に機能しているとは言いがたい状況でしたが、2020年(令和2年)4月1日から施行される民事執行法の改正では、請求面と被請求面での改善を見込み改正が施行されました。, 今回の改正で新たに制度として作られた「第三者からの情報取得手続」により、裁判所から銀行の本店に情報照会をして、相手の銀行口座がどの支店にあるのか調べられるようになりました。銀行口座を裁判所に回答したことは、相手方(不払い・未払いの本人)へも通知が届きます。しかし、本人通知の前に素早く差し押さえ手続きを取ることで、相手方の銀行預金から養育費を回収することが可能になります。, この制度を利用すれば、養育費の支払い義務を負う離婚相手(債務者)が転職したり、銀行口座を移したりしていても情報を取得することができ、問題点として記載した隠していた財産を見つけられるといった点の解決の糸口になる可能性があるので、養育費の不払いに対する強制執行が実現しやすくなると思われます。, 改正民事執行法は2020年(令和2年)4月から施行されますが、それ以前に離婚し、養育費不払い・未払いが起きていた内容にもこの制度は利用できます。, 「執行認諾文言付き公正証書」とは、「もし不払いがあったら差し押さえされてもいい」という文言が記載された公正証書です。, 今回の法改正で新たに設定された「第三者からの情報取得手続」では、執行認諾文言付き公正証書であれば、すぐに銀行に未払い親の口座情報を照会することが可能になりました。, つまり、執行認諾文言付き公正証書があることで、養育費の不払い・未払い問題は解決できる可能性が大幅に向上するため、離婚時には養育費不払い・未払いの心配があるなしにかかわらず執行認諾文言付き公正証書を作成しておくことが重要です。, 公正証書を作ったものの「執行認諾文言」を入れていない場合は「第三者からの情報取得手続」は利用できませんので注意が必要です。, 養育費の不払い・未払い問題にお悩みの際は、改正された民事執行法について調べ、利用を検討してみるのもよいと思います。このような際には離婚問題に強い弁護士など法律のプロに相談してみるのもよいと編集部では考えております。. 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた、政府による全世帯へ10万円を一律で支給する「特別定額給付金」。 ... 東京の弁護士法人「東京ミネルバ法律事務所」(以下ミネルバ法律事務所)が24日に、裁判所から破産手続きの開始決定を受けました。 場所は南町田に新規オープンするグランベリーパークの1Fです!グランベリー... 最近、「肛門日光浴」なる健康法がSNSで話題となっています! 支払わなかった場合、労働で支払わせることもできる「身体的拘束」を科すことができます。 現在、母子家庭の4世帯のうち1世帯しか養育費を支払われていないという驚きの調査結果が出ています。 ①生命もしくは身体の侵害による損害賠償請求権を有する場合 「やってから元気が湧き出てきた」「ぐっすり寝れる」などの効果を語っている人が多いようなのです。少し前に芸能人を中心に話題となった「血液クレンジング」という健康法もありました... 4月1日の法改正で今までは30万円以下の行政罰としての過料だったのが、「6月以下の懲役または50万円以下の罰金」の刑事罰となります。, 例えばアメリカやイギリス、オーストラリアなどでは養育費を給与から天引きして強制的に聴取する仕組みとなっています。, フランスやスウェーデンなどでは親が養育費の支払いをしない場合には国が立て替える制度まであるのです。, 公正証書に不備などがあると財産開示手続きが利用できない場合があるので注意が必要です。, 今後離婚する場合には、両者の合意のための書面を当事者だけで作成するのではなく、公正証書や調停証書を不備の無いように専門家のもと作成することが重要です。. ②養育費などの債権を有する場合, 相手の給与情報を得るため、まず、地方裁判所に「財産開示手続き」の申立てをします。そして、「財産開示手続き」が実施されたのち3年以内に限って、別途「第三者からの情報開示手続き」の申立てが可能になります。, つまり、財産開示手続きをしても離婚した相手の財産状況が分からなかったときに限り、給与に関する情報開示手続きを実施できるということです。裁判所が各市町村や日本年金機構などから、債務者の住民税や年金の支払いについての情報を取得することで、勤務先や給与口座が判明することがあり、そうなれば給与債権を差し押さえることができます。, 債務者の不動産に関する情報の取得についても、給与債権と同様に「財産開示手続き」を経て申し立てることができます。不動産に関する情報取得の手続きは、給与債権とは異なり、養育費などの債権者でなくても利用することが可能です。日本では、土地や建物については不動産登記制度が採用されているので、登記されている不動産については、法務局で情報が管理されています。, 裁判所は、法務局から、債務者の不動産についての情報を取得します。その結果、債務者名義の不動産があれば、当該不動産を対象として差押さえ等を行うことができます。, 預金口座や、株式の保有状況などの情報取得については、「財産開示手続き」を経ずとも、申し立てることができます。預貯金や株式などに関する情報は、裁判所が銀行や証券会社などから情報を取得します。, 判明した情報をもとにして、債権者は債務者が保有する預貯金や株式に対して強制執行できる可能性があります。, 養育費の不払いに悩む方にとって、この民事執行法の改正は、「いつから施行されるのか」という点が気になることでしょう。, なお、法務局から不動産に関する情報を取得する手続きに関しては、例外的に「公布の日から2年を超えない範囲内において政令で定める日」から運用が開始されることになっています。, 2020年4月1日から施行される改正民法では、一般的に消滅時効期間が短くなります。 この記事では、改正民事執行法のうち、養育費の回収に影響を与える4つのポイントについて解説していきます。 ⇒ 5年, ・訴訟や調停、審判で定められた場合 2020年4月1日から施行される改正民法では、一般的に消滅時効期間が短くなります。 それでは養育費の不払いは何年で時効となるか、以下、ケースに分けて解説します。 養育費について具体的内容を取り決めていない場合. 但し、民事執行法が改正されたことにより、養育費の支払義務者が財産開示手続において、財産の開示を拒否したり、虚偽の申告をしたりしたときには、それに対する制裁が強化されました。, 制裁は、従前の規定では「30万円以下の過料」でした。「過料」は、あくまで行政罰であって刑罰ではないので、前科になりません。仮に過料が払われないとき、当局が強制的に徴収をすることはあっても、身体拘束されることはありませんでした。, 令和2年4月1日施行改正民事執行法では、「6月以下の懲役または50万円以下の罰金」の刑罰になります。, 文言上、一応は懲役の可能性もありますし、罰金を払わないときには、労働で支払わせる「労役場留置」という身体拘束もあって、前科となりますので、間接的に養育費の円滑な支払が促される効果も一定程度は期待できるところです。, 今回の民事執行法の改正により、養育費の支払義務がある離婚相手の財産情報を、裁判所を通して取得することが可能になります。, しかし、そもそも養育費の取り決め(合意形成)がなされていなければ、制度を利用できない可能性があるので、その点は注意が必要です。たとえば、口頭で取り決めただけ、自分たちで作成した文書があるのみといった場合には、財産開示手続きの申立てをするための条件を満たさないため、裁判所を介して相手の財産情報を取得することができません。, 今回の改正により、財産開示手続きの申立てができる条件のハードルが下げられました。判決や調停で養育費に関して取り決めした場合だけでなく、公正証書で養育費を取り決めた場合にも、財産開示手続きの申立てをすることが可能になります。, そのため、離婚後の養育費の不払いに対応できるよう、父母双方で合意できた場合でも、「公正証書」で取り決めておくことが重要といえます。家庭裁判所の調停で取り決めた場合、取り決めを記した「調停調書」で財産開示手続きを申し立てることができます。, 本稿は、養育費不払い問題の法改正について解説しました。 1項 確定判決又は確定判決と同一の効力を有するものによって確定した権利については、十年より短い時効期間の定めがあるものであっても、その時効期間は、十年とする。 2項 前項の規定は、確定の時に弁済期の到来していない債権については、適用しない。, 以下のように理解すれば、分かりやすいです。 The following two tabs change content below. 数少なくなっているアメカジの専門店として人気でしたが、既に撤退しているフォーエバー21や閉店を進め... 「ブラックフライデー」ここ数年日本でも11月になると聞くようになったワードです。 養育費がきちんと支払われている母子家庭は2割程度とのデータがあります。日本の制度では養育費を不払いにできる抜け道がありました。しかし、2020年4月より養育費の不払いや滞納を防ぐために法律が改正されます。この法律でどのように変わるのか解説しています。, 夫婦生活を終了することを決めたとき、お子さんを育てていくための養育費を相手からきちんと受け取ることができるのかどうか気になるところです。養育費は7~8割が不払いになるというデータもあり、不安に思われていることでしょう。, 実は、2020年4月の法改正により、養育費の不払いや滞納の対策となる差し押さえをすることができる可能性があります。, この記事を読んでいただければ、養育費の不払いについて実態や関連法案、対策について理解できます。離婚後の養育費不払いを心配している方、これから離婚を検討している方には、ピッタリの内容ですので、ぜひ最後までチェックしてみてください。, 養育費不払い問題の解決策として、債務者の財産開示手続を拡充・強化するための法律改正が2019年5月10日に成立し、翌2020年4月から施行されます。, これにより、財産差し押さえの強制執行がしやすくなり、今までの養育費の踏み倒し方法は通用しなくなるといわれています。次項以降でより詳細に解説しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。, 離婚後母子家庭となった場合、養育費がきちんと継続して支払われている家庭は平成28年の調査結果では23.4%です。, 平成23年の調査時点で19.7%なので、徐々に改善しつつあるとはいえ、母子家庭の4分の3は不払いの状況です。また、半数以上が養育費を一度も受け取っていないと回答していることもあり、十分に養育費が受給できるのは僅かといえるでしょう。, さらに、少し前の調査になりますが、平成23年に行われた養育費相談支援センターの調査結果によると、3年以内に養育費が不払いとなる割合は66.7%です。最初は支払があっても次第に養育費を支払わなくなるケースが多いようです。, などがあげられます。特に、養育費の支払意思がないというのは良くあるケースで、離婚相手自身の子どもに対する意識が低く、養育費の支払いが滞る原因になるようです。, 厚生労働省が平成28年に行った調査結果によると、離婚後に相手と子どもの面会交流を行っていると回答していたのは29.8%で、面会交流が途絶えると、自分の子どもへの愛着が薄れ、養育費不払いに繋がります。, 養育費不払いの問題について解説しました。次項以降では、2020年4月から始まる改正民事執行法について、, を詳しく解説します。養育費不払い問題の対策として「画期的」といわれる法改正なので、養育費不払いに悩んでいる方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。, 養育費不払いは、相手と直接会話できればスムーズに解決します。しかし、離婚後に相手と会いたくなかったり、連絡を取りたくても電話番号や住所不明で音信不通となることも多いようです。, を正しく特定する必要がありますが、連絡が取れない状態ではこれらの情報が集められず、養育費不払いに打つ手がないのが実態です。, この社会問題に対向するために改正された改正民事執行法では、養育費の取り決めを記載した公証文書があれば、債務者の情報開示が可能となります。, また、銀行や市町村・日本年金機構・共済組合などに対して情報提供を求める手続きが新設されており、より強力に養育費回収の手続きができるようになります。, 現行の民事執行法では、債務者である離婚相手が情報開示を拒否したり、虚偽申告をした場合の罰則として、30万円以下の過料が課せられます。ただし、過料は行政罰であって犯罪となる刑事罰ではなく、前科にはなりません。, これに対して2020年4月に施行される民事執行法改正法では制裁が強化され、「6月以下の懲役または50万円以下の罰金」の刑罰となります。懲役の場合は刑務所へ行くことになりますし、罰金の場合は検察庁や金融機関への支払い、もしくは労働場留置での作業が必要です。, 懲役の場合も、罰金刑の場合も前科扱いとなりますので、安易な養育費不払いに対しては大きな抑止力となるでしょう。, 2020年4月の法改正により、従来行われてきた踏み倒し方が通用しなくなりますが、養育費滞納が発生した場合、どのような手続きをとればいいのでしょうか。, 未払いにならないように予防策をとっておくのが一番ですが、万が一のために手順や注意ポイントを理解しておきましょう。, 養育費の未払い分を請求するのに期限はあるのでしょうか。養育費の取り決めをしているかどうか、どうやって取り決めをしたのかによって、養育費の請求期間(時効)が決められています。, まずは、取り決めをしていなかった場合は、いつでも請求することが可能です。一般的には請求時以降の養育費を請求できるとされていますが、過去分に遡って請求できるかどうかは個々のケースで判断となります。, 次に、離婚時に離婚協議書などで夫婦間で具体的な取り決めをしていた場合、民法では定期給付債権と扱われるため時効期間は5年間です。(民法169条)最後に、家庭裁判所の調停や審判などで、養育費の支払いを決定した場合は、時効期間は10年となります。(民法174条の2), なお、養育費の支払いは5年もしくは10年で請求権が消滅するわけではなく、支払者が時効制度を利用(援用)することで初めて適用されます。つまり、支払者が時効制度を知らない(援用しない)限りは、請求することは可能です。, 離婚をする際に離婚協議書を作成し、養育費支払についての取り決めをしている場合、法的には養育費支払義務が発生します。未払いが発生する時は、まず相手に対して口頭や電話・メール等で、しっかりと養育費の請求をすることが大切です。, ただし、離婚している相手と、直接やり取りするのは極力控えたいと感じる方もいらっしゃるでしょう。その場合は、内容証明郵便で督促をするのが有効です。, 内容証明郵便とは、いつ・どんな内容を誰から誰に宛てて送付されたのかを郵便局が証明する制度で、主に請求書や督促状の送付に利用されています。支払いを促すことに効果的といわれているので、養育費の未払い分の請求する場合は、内容証明郵便の利用を検討するのが良いでしょう。, 養育費支払について公正証書・調停証書を作成している場合は、裁判をすることなく、相手の財産の強制差し押さえ(強制執行)をすることが可能です。, ただし強制執行できるといっても、いきなり強硬手段を行うのは相手に対して相当なダメージを与えますし、手続きも個人で簡単にできるほど単純ではありません。まずは、履行勧告や履行命令といった手続きをすることをおすすめします。, 履行勧告や履行命令とは、家庭裁判所から支払者に対して養育費支払をうな促す手続きです。それぞれ履行勧告は養育費支払を催促するもので、履行命令は支払命令を行い、履行命令に従わない場合は過料が発生します。, 履行勧告や履行命令でも、裁判所からの連絡があったということで、支払者に対しての督促効果は十分で、以降の支払いがスムーズに行われるのは多くみられるようです。公定証書や離婚調停時の調停証書がある場合は、家庭裁判所へ相談してみるのが良いでしょう。, 強制執行の手続きは、各種書類を揃えて裁判所に提出すると、裁判所から命令を受けた金融機関や支払者の勤める会社が、財産を差し押さえるという流れです。手続きが煩雑なので、弁護士に手続きを依頼するのが一般的ですが、どのくらいの費用が必要になるのでしょうか。, などで費用負担を軽くすることが可能です。また、相談した結果、強制執行以外の簡易な手続きで未払いが解消することもあります。養育費未払いで悩む場合は、まずは最寄の相談窓口に相談してみるのが良いでしょう。, 離婚後一人で子育てをする中で、養育費の不払いに悩んだり、請求するための手続きをするのは想像以上に大変です。そこで、養育費は滞納させず、取り決め通りに支払われるように予防策を取っておくことが大切です。, まず、公正証書は前述のとおり、万が一将来的に未払いが発生した場合に、家庭裁判所にて履行勧告・命令や財産の差し押さえ(強制執行)が可能です。次に面会交流について、定期的な面会交流が続く場合は養育費が不払いになりにくい傾向があります。, 最後に養育費の一括支払いについて、将来的に未払いに関する不安はなくなるでしょう。ただし、離婚時に子どもが小さいほど支払額が高額になり相手から拒否されるケースや、状況変化による養育費の増額などは受付られない可能性もあり、デメリットもあります。, の実施を検討することを発表しました。不払い状況に応じて段階的に対策を実行し、最終的には不払い者氏名を公表することを視野に対策案が提示されています。, 不払い対策の助け舟として賛成の声が上がる一方で、氏名公表という強硬手段については、, など、個人情報保護の観点や子どもへの影響などから反対意見もみられ、現在も慎重な議論が継続しています。, 日本では養育費不払いは、当事者同士の問題として国や地方自治体の支援は少ないのが実態ですが、海外各国では養育費不払いをどう扱っているのでしょうか。, 公益社団法人 家庭問題情報センターによると、不払い対策として以下のタイプがあります。, 各国ともに、積極的にひとり親世帯の支援制度を整備しており、日本よりも養育費支払率は高いのが実態です。(参考:家庭問題情報センター 養育費の履行確保), またこれらの国では、養育費支払の動機付け支援として、親子の面会や交流を支援するため、交流の場を提供したり、資金を援助したりなどのサービスを提供しています。, 離婚を急ぐあまり、養育費の約束はおざなりになりがちですが、将来的に困るのは子どもです。可愛い我が子を守るためにも養育費の取り決めは双方で合意し、不払いの予防をしておくことが大切です。この記事で紹介した養育費不払いの対策について、ぜひ参考にしてみましょう。, 保険ROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。, 東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。, は、いつでも請求することが可能です。一般的には請求時以降の養育費を請求できるとされていますが、過去分に遡って請求できるかどうかは個々のケースで判断となります。.